2010年6月28日月曜日

デザインイノベーション4 ~Edward Tufre~



今回はEdward Tufreについて
デザインに関する書籍を4冊出しており、1冊ごとに何年もかけて執筆しているそうです。その中では、自分のデザインしているものは含まれておらず、ほとんが他のデザイナー(昔の地図や絵ものっていました)を例にあげて説明していました。日本の地図も事例にあがっていました。
・Micro/Macro Reading
小さな情報と大きな情報を同時に見せることで、よりわかりやすくなったり、色々な意味で物事を解釈できる。事例として、亡くなった方の名前を書き入れる墓碑のようなものがあり、名前の積み重なりの多さで、それぞれの年の死者の数の推移がわかる。といった例が挙げられていました。
・Layering And Separetion
違う情報を重ねても違うものだと認識でき、かつ、わかりやすくなる。
・Small Multiples
小さいものをたくさんのせた方が逆にわかりやすくなる。他のモノと比較する事が重要で、例えば、AKB48の集団で魅せるやり方なんかがこれに似てると思います。
・Color And Infomation
色や形の変化を見せることでわかりやすくなる。ユニクロの同じ種類で色違いのものを同じ店頭に並べる方法がこれに当てはまる。
自分が一番興味を持ったのはMicro/Macro Readingでプロダクトのデザイン、ポートフォリオなどなど
色んな場面で使えそうな考えだと感じました。

2010年6月22日火曜日

デザインイノベーション3 ~Achille Castiglioni~




今回は「Achille Castiglioni」さんです。

1918年イタリア、ミラノ生まれ。ミラノ工科大学の建築学科を卒業後、1944年から兄のピエール・ジャコモとともに建築家・デザイナーとしてキャリアをスタートしました。デザイナーの個性を主張するのではなく、使うひと、生活者の視点で物づくりを続けたカスティリオーニの仕事は、イタリアデザインのマエストロ、革新的工業デザインのパイオニアなど、賞賛の言葉とともに世界的に高い評価を得ています。

彼の作品で有名なのがこれ













FLOSと名付けられた照明器具で、デザイン決定において 『どのようなユーザーが、どのような環境で、どのような行動をするのか?』を考えて作られたものだと言われています。

さらに、デザインに対し3つの考えなければならない事があるそうで…

Redesign
既存の製品に手を加える

Ready made design
既存の部品を流用する

Metaphor
楽しさを加える

まさに、エコなデザインコンセプト!


授業の最後には、この3つの内のReady made designを例にとって簡単なワークショップをしていきました。
自分が提案したのは、この製品。履き古した靴を植木鉢として使うアイディアです。自分の足跡から花が生える(もののけ姫のデイダラボッチみたいな…)イメージで考えました。利点としては、靴が水を吸ってくれ吸水性がよく、水はけがよくて土が乾きにくいんじゃないかと思いました。

2010年6月4日金曜日

デザインイノベーション2 ~Paul rand~



今回の授業では、『Paul Rand』というアメリカのデザイナーについてのお話でした。
IBMやABC放送のロゴなどを手がけ、20代から晩年まで第一線で活躍し続けたデザイナーです。


・なぜ「美しい」のか?

デザインにおいて「美しい」という感情を抱くか抱かないかは、作品の良し悪しを決める上で重要な要素です。
その中で、Paul Randはピサの斜塔を例に挙げ、「ピサの斜塔が美しいのは全体が斜めになっている事で不安定感を演出しているからである」と言っています。
地面という平坦な情報ばかりの場所で、斜めの情報が入る事で情報にスパイスを与え、美しさを感じることができる。ってことじゃないかな~と感じました。
斜め以外にも『平坦な情報から、少し違う情報を入れる』という点においては、グラフィックやプロダクトなど幅広いデザインに応用できると思います。


・what is design ?

「デザインとは何か?」という問いに対し「content and form together.(中身と形が一緒である。)」とPaul randは答えました。これは、当たり前のようですが実践するのは難しい。

例えば、スッキリした味わいが売りのペットボトルのデザインが、ふんわりとした感じだったり
コンパクトが売りのバックが余計な装飾でかさばってたり… 販売されている商品でもありがちな気がします。

まぁ作った側の意図もあるとは思いますが、選ぶユーザーからしたら違和感ありますよね。アフォーダンスってのにもつながってくるとは思いますが、やっぱりデザインは形と中身が一緒でないとダメです。


Good design… bad design…

Paul rand曰く「悪いデザインとは装飾が無駄に多いもの」と言っています。
俺も基本的にシンプルが好きです。無意味な装飾は嫌い。でも、シンプルすぎるのもつまらない。
ここら辺のサジ加減がデザイナーの良し悪しを決めると言っても過言ではないと思います。

と、ま~書いていったけど…レポートとブログの間になっちゃって、
どんぐらい真面目に書いて、どんぐらいふざけていいのかを未だ模索中です…。